「オールドレンズ」というカテゴリーは、ここ数年で広く浸透しつつあります。絶滅危惧種といわれながらしぶとく生き続けるフィルムカメラユーザーはもとより、最新のデジカメにあえて戦前のレンズをつけてノスタルジックな写真を楽しんでいる人はもはや数知れず……。
ヘビーユーザーになると、カメラが発明された頃の真鍮製の鏡筒を手作りで加工し、時間を超越したような作品を発表している人まで裾野は静かに、しかし確実に広がっています。
入ったら足抜けできないという自虐的な意味で「レンズ沼」なんて言葉もありますが、レアで高額なレジェンダリーレンズを集めるだけがこの道の楽しみ方ではありません。実は案外に安くて簡単に入手できるレンズでも、光学系の一部をちょっと弄るだけで、想像以上に面白い描写を手に入れることができます。
たとえば、グルグルぼけで知られるロシア製ヘリオス58mmF2を類例のない軟らかなソフトフォーカスレンズにしたり、トリオプランのようなバブルボケのレンズに変えてしまう、なんてこともできます。
海外では、こうした世界に一つのオリジナル工作レンズを「ガレージレンズ」と呼び、密かに流行り始めているのです。
が、果たして光学系のどこをどう弄るとどんな描写になり、どんな変な写真が撮れるのか……。はたまた、どこまでやっていいのか、いけないのか……。
そんな深くてヤバイ工作教室を広島にて開催します。定員枠はごく少数ですので、ご興味ある方は早めにお申し込みください。申し込みは下記。
●定員/8名まで
●日時/2020年1月18日(土)13時〜15時
●会場/CUEスポーツセンター広島内 会議室
(広島市東区東蟹屋町1-5冨士谷ビル2階 ☎︎082-261-9282)
会場の地図は以下をご参照ください
http://rijyou.co.jp/access.html
●費用/お一人20,000円
(レンズ代、マウント等の材料費を含む)
※個別に振込先をお知らせします。事前お支払いをもってご予約完了とさせていただきます。
●お申し込み時に以下の2本のうちのうち、作ってみたいレンズをお選びください。
1.スーパーソフト改造ヘリオス58mmF2
2.スーパーバブル改造ヘリオス58mmF2
3.ドーナツ&リフレクション改造ゼニター50mmF2
●ふだんお使いのカメラ機種名をお知らせください。ただし、レンズ交換式のデジタルカメラに限ります。当日はそのカメラとともにM42マウントレンズをご自身のカメラに変換するアダプターをご持参ください。 例:M42→ソニーEマウントアダプター等
アダプターをお持ちでない方は事前にご連絡ください。
※参加希望の方は送信用メールアドレスへ飛んで、以下の項目をご記入の上、お申し込みください。
・お名前/ご住所/ご連絡先/ご年齢
・改造希望のレンズを1、2、3からお選びください
・ご持参になるカメラの機種
・アダプターの有無