玉ボケ・ワークショップ(『レンズの時間vol.2』発刊記念)について

昨今、レンズ・グルメの間で、ちょっとした話題になっている玉ボケ写真。呼び名はいろいろあるようです。バブルボケ、バブルソープ、バブルリング、シャボン玉ボケ……etc。

文字どおりシャボンのようなまぁるい玉が被写体の背景からたくさん顔を覗かせ、本来は主役を引き立てるべき背景が主役を食ってしまうほど存在感を主張。いわば、光をまとった脇役が舞台中央に躍り出ることで、輝きに満ちたドリーミィな世界を演出してくれる、そんなスペシャルなレンズたちが注目を集めているというわけです。

ドイツのメイヤー・オプティーク社が作ったトリオプラン100mmF2.8が最も有名ですね。中古相場がここ数年で10倍近くにも跳ね上がったスター中のスター。これがたった3枚のガラスからなる構成(トリプレット)で、設計上のちょっとした特殊性(過剰補正)をうまく利用することで生まれたのが、玉ボケ写真なんです。しかも、他の安い3枚玉でも同じような玉ボケを出せるんです、実は!!! 

絶賛発売中の玄光社MOOK『レンズの時間』vol.2 特集 / レンズ表現主義 P42~49にて紹介したプロジェクション用のレンズたちがそのよい例です。けれど、玉ボケをうまく出すためにはそれなりのコツを習得する必要があります。画角の選び方はもとより、背景との距離や光の拾い方……などなど。

そこで、玉ボケの出しやすい「玉ボケ創作レンズ」を体験しながら、どういう要点を押さえていったら狙い通りの写真が撮れるのか、ぶっつけ本番でチャレンジしてみようというのが当企画です。

場所は横浜市都筑区にある散歩道「ささぶねのみち」。手の届く小川に沿って緑豊かな遊歩道が整備されており、せせらぎの反射を玉ボケ撮影に生かせる絶好の地です。


http://map.goo.ne.jp/map/latlon/E139.34.18.932N35.32.20.152/zoom/9/


当日は
2名1組となって行動していただき、1組に1本ずつ「玉ボケ創作レンズ」(以下参照)をお貸し出しする予定です。
 
・M42改造 Meyer-Optik製 Diaplan 80mmF2.8
・M42改造 Meyer-Optik製 Diaplan 100mmF3.5
・M42改造 Meyer-Optik製 Trioplan 50mmF2.9
・M42改造 Minolta製 P-Rokkor 70mmF2.5
・M42改造 Voigtlander製 Lattar 85mmF2.5


皆さんのご参加をお待ちしております。下記メールアドレスへ「玉ボケWS参加希望」のタイトルにてご連絡ください。

いい写真は、朝、生まれます。集合時刻が早いので、参加希望の際にはその点ご注意ください。


・日時 / 2016年4月24日(日)9時半~15時
・場所 / ささぶねのみち(横浜市都築区)
・集合時間・場所 / 午前9時30分、横浜市営地下鉄「センター南」駅改札前
・参加費 / 3,000円(集合時にスタッフにお納めください)
※飲食代は各自ご負担願います。
・定員 / 15名(定員に達しましたら募集を終了します)
・要持参 / レンズ交換式デジカメ+レンズ1本(メーカー、焦点距離不問)

 
・昼食と成果発表 / 13時からセンター南駅近くの『元祖月島もじや』(お好み焼き、もんじゃ焼き)にて昼食を取りながら、参加者全員の自信作をPCに転送し、成果をお披露目する時間を取ります。
※ここでの飲食代は各自ご負担願います(2時間食べ放題一人1,200円、アルコールは別料金)。

・主催 / ブリコラージュ工房ノクト 岡村泰三、SNAP! 鈴木文彦
・連絡先メールアドレス /nocto.t.okamura@gmail.com



※参加希望者には事前に持参カメラをお尋ねします。
※雨天の場合は中止とさせていだきます
(前日、メールにて確認します)。