ドイツのエルンスト・ルードビッヒ社が生産したトリプレットタイプのメリター50mmF2.9を汎用性の高いライカMマウントに改造した商品です。トリプレット=3群3枚構成ですので、抜けの良い描写が魅力です。開放ではかなりフレアが出ますが、絞りのコントロールと被写体の選び方しだいで他の3枚玉ではなかなか得られないほんわりとした温色表現が楽しめます。作例はこちらもご参照ください。

■外観・機構のコンディション
経年相応の使用感はありますが、歪み等の大きなダメージはありません。ピントリングの回転スムーズ、絞り羽根の動作良好、無限遠は若干オーバーインフに設定してあります。なおレンズ側にもピント機構がありますので、ダブルヘリコイド方式となります。

■光学系のコンディション
前・後玉ともに薄いクリーニングマーク程度で、目立つ傷はありません。中玉にカビやバルサム切れ、クモリ等の発生なくクリア。チリの侵入は経年相応です。

■スペック/付属品
ライカMマウント、絞り:F2.9～16、最短撮影距離:0.4m、 フィルター口径:30mm、重量:128g、シリアル:No.1037054。付属品は前後キャップをおつけします。

撮影データ/ボディ: SONY α65, 絞り: f5.6 (色みやコントラストなどの加工は行なっておりません)


撮影データ/ボディ: SONY α65, 絞り: f4(色みやコントラストなどの加工は行なっておりません)