千代田光学(コニカミノルタ)が1955年に発表した初期ズミクロンのデッドコピーとして知られるライカL39マウントのスーパー・ロッコール5cmF2です。写りは評判どおりながらも、価格がこなれているのはノンライツ・ファンにとっては嬉しい限り。ズミクロンとの撮り比べも密かな楽しみですね。
 

■外観・機構上のコンディション
鏡胴やマウント部に通常の使用にもとなうスレ・小傷が見られますが、歪みなどの大きなダメージはありません。ヘリコイドやピントリングの回転スムーズ、絞り羽根の動作も良好です。無限遠位置が若干狂っていたので、当店にて整備し、距離計との整合性をしっかり合わせ直し、実写にて検証済みです。

■光学系のコンディション
前玉・後玉ともに目立つ傷なく綺麗な個体です。中玉にもカビやクモリ、バルサム切れはありません。チリの侵入は経年相応です。

■スペック/付属品
距離計式ライカLマウント、絞り表示:F3.5～22、最短撮影距離:1m、重量:約249g。シリアル: No.1401725、付属品は前後キャップをおつけします。

撮影データ/ボディ: Leica Type240、絞り: F2開放 (色みやコントラストなどの加工は行なっておりません)