ライツ社と同郷のウェツラーに社屋を構え、ライカの下請けもしていたと言われるライドルフ・ウェツラー社のロードマット35の交換レンズについていたレアな標準50mmF1.9を、当店にて距離計式ライカMマウントに改造した商品です。前枠にEnna Optik-Germanyの文字が見られるようにレンズの供給元はエンナ・オプティーク社のようで、寒暖偏りのない色のバランス、適度なキレと美しいボケとのバランスなど、堅実な隠れた名玉として当店イチ押しの1本です。

■外観・機構上のコンディション
経年相応の使用感はありますが、歪みなどの大きなダメージはありません。ピントリングの回転スムーズでも無限遠はコリメーターで正確に追い込んであります。カム高は6.5mm±0.02に調整し、実写確認済みです。

■光学系のコンディション
前玉・後ろ玉ともに傷なく、とても綺麗な個体です。中玉にカビやバルサム切れ、クモリの発生なくクリア。チリの侵入は経年相応です。

■スペック/付属品
距離計式ライカMマウント、絞り表示:F1.9～16、最短撮影距離:0.7m、フィルター枠: 40.5mm、重量:235g、シリアル:No.84376。付属品は前後のキャップとメタルフードをおつけします。
 

撮影データ/ボディ: Leica M10、絞り: F2.8 (Raw現像時に暗部を少し起こしています)


 撮影データ/ボディ: Leica M10、絞り: F1.9開放 (Raw現像時に暗部を少し起こしています)

撮影データ/ボディ: Leica M10、絞り: f1.9開放 (Raw現像時のみ)